パッキン材料としてのアスベスト(石綿)について
パッキン類を除き、
アスベスト(石綿)含有製品の製造、使用等が禁止になりました。
労働安全衛生法施行令が改正され、
平成16年10月1日より施行されました。
現在、パッキン/ガスケットについては使用を認められておりますが、数年のうちに全面禁止になる見通しです。
今までアスベスト含有のパッキンの代替が困難としていた石油化学系の業界が、ノンアス化の検討を始めております。
この業界が完全ノンアス化可能との状況になれば、国内全て使用禁止となると思われます。
使用条件がクリアされれば、ネックとなるのは価格面のみと思われます。
ノンアス製品は、アスベスト製品よりも高価なのが現状です。
しかし、近年の使用量の増加により、当初よりも低価格化しております。
それに何よりも今後石綿製品を取り扱うことにより、
企業としてのイメージダウンに繋がる時代になってきました。
ISO14001規則には、原則としてアスベストを
取り扱う企業とは取引をしない、と明記しておりますし、
社名に「石綿」の文字のある会社は、
ほとんど社名変更しているのが現状です。
コスト面のみの追及で、
アスベスト品を使用する時代では無くなりました!
次世代へきれいな環境を残すことも
我々の仕事と思います。